普段の生活の中、一部の人々は、財産を自分の楽しみに使う時でさえ、物惜しみます。ましてや、それを他の誰かに分け与えることなど言わずもがなです。

このような類いの人々は、死の際、その吝嗇(りんしょく)な性分が(バルドでの)解脱の大きな障害となり、ひいては、次の生で餓鬼の世界に生まれ変わることさえあります。

また、たとえ再び人間に生まれ変わっても、常に貧困の苦しみに悩まされ、豊かさとは無縁の窮地に陥ります。従って、私達はできる限り、物惜しみ·吝嗇を無くさねばなりません。


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