傲慢・貪欲・吝嗇・瞋恚・嫉妬を積めば積むほど苦しみが増す

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2024-05-13
作者: ジグメ·プンツォク·リンポチェ口述、ケンポ·ソダジ·リンポチェ翻訳·編集
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魔は私たちの心の最も奥底に身を隠し、絶え間なく5本の矢を放ちます。これらの矢は「花の矢」とも称されます。極めて魅力的で、つい憧れを抱いてしまいます。しかし、矢が心に刺さるや否や、私達は大きな苦しみに悶えます。そのために、この五本の花の矢は、魔が仕掛けた変幻の技から生まれる五つの魔とも呼ばれています。

私たちは油断せずに注意を払い、この矢をよく見極めるべきです。私たちを劣悪な苦境に陥れるのは、傲慢という魔です。

美しい男女の姿、声(音)、匂い、味や触感など、美しいと感じるものに愛着を生じさせることによって、私たちの心を束縛するのは貪欲という魔です。

我々を悪趣に導くのは吝嗇という魔、自他の善根を悉く破壊し尽くすのは瞋恚という魔です。

他者への競争心を掻き立て、他者が名声や富に恵まれることを喜ばず、誹謗中傷するのは、嫉妬という魔です。

無始の時より、これらの魔は絶えず私達を悩まし、例えようのない苦しみをもたらしてきました。もし、この真相を見抜いたなら、誰であれ、これら大敵の如き魔と一瞬たりとも共にいたくはないでしょう。

言うまでもなく、これら5つの魔のリーダーたる魔王は、無知という魔です。智慧の目を開くことで、影響力を排除できます。また、智慧の剣で魔王が仕掛ける5つの幻術を撃ち破れます。そうすれば、魔王は矢が尽き、おとなしく降参するのみです。

そのために、顕教であろうと、密教であろうと、最も根本的な土台は、心の本性を悟ることです。それにより初めて、全ての魔は身を隠す場所を失い、自ずと消え去ります。